自殺教室
けど、生きてたら…かなりの…おばさん?

「カヨコさん?」

「いえ、なんでも…」

私は、それでも…諦めない。絶対に…!


だって、ワタシハ…
トオル君…


「ナニシテルノカナー?カヨコちゃん♪」
この声…トオル君⁉︎

トオル君は、此処には来れないはず…だって、彼は…

学校にしか、姿を見せられないから…

地縛霊じゃないけど、学校に…縛りつけられているよーなものだから…


目の前にいるのは、黒い影。

例えるなら、少しだけ人の形をしていて、薄い。

「あ、声ダケダヨ?地縛霊のジバレイ君に借りてるだけだよ☆イイなぁ〜カヨコちゃんは。」


何も言えない。
「ま、イイけど〜♪カヨコちゃん…僕は、トメラレナイヨ?」



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