自殺教室
「力を…発揮することが…出来ないの。」
出来ないのは、多分、ううん…
「出来ないのは、この靄の世界の所為もあるかもしれないの…」
謝った。
「な、なんで、謝るの?謝ること…無いとは思うんだけど…」
「其れは…きっと、私も悪かったのかもしれないから…」
-その言葉、マッテタヨ?
え——?
首から上部分以外、黒いもやに包まれた。
それが、口の中に入ってくると、息が苦しく…
「か、っ…」
苦しくなった。
「カヨコさん⁉︎」
苦しい…
杏可さんが、黒い靄に触れる。
「やっぱり、無理だよね…カヨコさんを…助けたいのに…」
が、霧みたいなものなので、手をすり抜ける。
杏可さん…
「私は…」
出来ないのは、多分、ううん…
「出来ないのは、この靄の世界の所為もあるかもしれないの…」
謝った。
「な、なんで、謝るの?謝ること…無いとは思うんだけど…」
「其れは…きっと、私も悪かったのかもしれないから…」
-その言葉、マッテタヨ?
え——?
首から上部分以外、黒いもやに包まれた。
それが、口の中に入ってくると、息が苦しく…
「か、っ…」
苦しくなった。
「カヨコさん⁉︎」
苦しい…
杏可さんが、黒い靄に触れる。
「やっぱり、無理だよね…カヨコさんを…助けたいのに…」
が、霧みたいなものなので、手をすり抜ける。
杏可さん…
「私は…」