自殺教室
「君、大丈夫か?」
え?誰?

「風見君!」
月瀬…さん?
***

どうやら、僕はあの使われていない教室から数メートル離れた場所に倒れていたらしい。手首から、血が流れているのを発見され、事務員の人に助けられたとか…

で、保健室。
病院に行くほどでも無いと、判断したらしい。

因みに、月瀬さんは、たまたま…

「風見君。あの教室に行ったの?」
月瀬さんは言った。

「…別に。どうでも良いでしょ。月瀬さん。それと、僕に関わらないでくれる?いくら、お兄さんがいないからってさ。」
冷たくあしらった。

「で、でも…っ!」
月瀬さんは出ていった。

「あれ?1人?」
保険の先生。

「はい。」
「さっきまで、女の子いたよね?まぁ、いいけど。」

「あの、帰っても…」
「え?あー、うん。良いよ。あ、念のため病院行ってね。」

保健室を出て、鞄は…

(あ、教室に忘れた。戻ろ…)
教室に忘れたらしく、戻った。重い足取りで…

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