自殺教室
教室に入ると、空気が重く感じた。

急ぎ足で自分の机に直行し、鞄を取り、教室を急ぎ足で出た。
***

「ただいま…」
帰ってくる声がない。

、、
いた。親は…
けど、僕は…棄てられた。だから…

自分の家は、広々とした一軒家。親は、この家を残して何処かに行った。

多額のお金と一緒に…

親戚は…

-可哀想に。”
とか、

-お母さん、水商売してたんでしょ?
とか、

-拓哉君は…
の、綺麗事を並べるばっか。だから…実質上、1人暮らし。

思い出すだけで、腹がたった。

え?中学生で、1人暮らしは危ないって?…
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