月夜と薔薇
15分後。
柚姫ちゃんは落ち着いたみたいで、みなみんも普段の笑顔に戻った。
「手伝わせちゃってごめんね?ありがと。」
「いえいえ♪みなみんにはお世話になったからね♪」
「…あんたたち常連だったもんねー」
「あの子大丈夫なの?」
と心配そうな女性陣に対してみなみんが説明し始めた。
「柚姫ちゃんね、ちょっと体弱いからすぐ熱出ちゃうの」
「でも、すごい呼吸荒かったですよね?」
「あれね…過呼吸よ。彼女男の子苦手だから…」
「…もしかして俺らのせい?」
「まぁそうなっちゃうわね。でもあなたたちがここに連れて来てくれてほんとによかった。相当熱高いから…ありがとう」
男苦手だから俺が触ろうとして拒否んだ。
納得。
そのあとみなみんと少し世間話をして文化祭に戻った。