未タイトル

-------高2 春--------


「優里〜?電話鳴ってるわよ〜」


「うんー。」



「うんー。じゃなくて早く起きて電話に出なさい!」




「うんー。」




って、まてよ。
今日は

あぁああああ!!!!


<は、は、は、い!>

《は、は、は、い! じゃなくて あんた遅刻するよー?》

<わ、わ、わ、わかってます!何故か今起きたのです!>

《ははっ まぁいいから早く準備してー
家の前で待ってるからね!》

<はい!急いでしますとも!>



____ピッ___





うそうそうそうそうそ!

久々の学校なのに私なんてことをー!


「だから言ったじゃない、早く起きなさいって」


「なんで起こしてくれなかったのよー」

「怠けてんじゃないの。今日から2年生なのよ? ほら、はりきって行ってらっしゃい!」


「わかってるよー。」





それにしてもなんだったのだろう。
あの夢は。

複雑な夢だった。

恋人同士?
なのかな。



「ま、夢だし!」




「準備できたし行こーっと!」







「いってきまーす!」


「弁当持った?忘れ物ない?大丈夫?」



「弁当今日ないし、忘れ物って今日始業式だけど??」



「あ、そうだったわね。お母さん弁当なんて作ってなかったわ。じゃ、「いってきます」









「もう!遅いよ優里!!!!」


「ごめんね、七海!」


「しょーがないなぁー。許す」


「やった!てかさ、聞いてよ〜」


「遅刻しそうなんだから学校終わってからね〜」



「ちぇーっ」




「すねないすねない、ほら、走るよ!」







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