shortstory

「無関心2」


sideChange


「俺に興味がないところ。」


正直その言葉に俺は驚かざる負えなかった。


同じような事を聞いたからだ。


昨日の放課後の事だった。


「なぁ、お前あいつのことどう思ってるのわけ?」

「なんで、そんなこと聞くの?」


にこやかにその笑顔を崩さずそう答えたのは、あのクソ野郎が好意を寄せている女

「一応、幼馴染だからな気になるってだけだ。」

「…優しいね。」
と笑顔で言った彼女は窓枠に寄りかかりながら


「心配なんでしょ?」
と言った。


「大切な幼馴染が良さがわからない女に好意を寄せている、傷ついたりしたらって」
優しいね、とまた言った。


「そんなんじゃねーよ……で、どう思ってんの?」
俺が催促したら


「好きだよ、一応。」
変わらず笑顔で言った。

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