それでも地球は自転する
俺はSHRが終わると、後ろの銀髪女を屋上に連れ出していた。

「おいなんなんだお前は、俺の秘密?久しぶり?詳しく教えろ。」

銀髪女は悪魔の様な微笑みをこちらに見せてきた。これが素なんだろうな…。


「あなたの秘密はそのうちに分かること…。まさか本当に覚えていないのですか?」

「覚えている?何を?だって俺たち初対面でしょ?」

銀髪女は、マジかよこいつみたいな目で俺の方を見つめていた。

「もういいです、あなたには失望しました、まさか約束を忘れるなんて。」

彼女はプンプンという擬音があうかのような顔で屋上から出て行ってしまった。
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