それでも地球は自転する
もう、ヤダこんな血なまぐさ世界、普通に暮らしたいよ。

「ぼっちゃん、心の声漏れてますぜ。」

「おう、スマン、つい本音が」

そうすると、うるせー奴らが叫び始めた…


「「「「「「えー、ぼっちゃんいなくなるんすかー」」」」」

ハモるなキモい。


「もう、学校行くわ。面倒いし」


そう言うや否や、正紀が泣き叫び始めた…

「すんません、ぼっちゃん、リムジンをこのアホどもが壊しちまって、ベンツしかありません。」


「いらんわーーーー」

「歩いていくの、分かる日本語? 行ってきまーす」

あいつらが、待ってくダセェ〜と言ってたのは聞かなかった事にしておこう。

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