*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
・自転車
誕生日の翌日。
今日から新学期が始まる。
うっ……。
太陽がまぶしい……。
溶けてしまいそう。
結局、昨夜はほとんど眠れなかった。
寝不足のせいで朝から頭がぼんやりしている。
思考回路が動き出さないまま、よろよろと学校へ向かった。
ロッカールームでシィ君とサトシ君に会った。
まさか朝一番に会うなんて予想外だ。
とたんに思考が作動しだして、昨日の出来事を思い出した。
耳まで赤くなる。
「おーっす」
シィ君はそれだけ言うと、目の前を素通りして、サトシ君と二人で去って行ってしまった。
へ?
あれ?
それだけ?
何か特別な言葉をかけてくれることを期待していたのに。
なんだか肩すかしをくらったような気分。
シィ君はいつもと変わらない様子だった。
昨日のことなんてまるで何も無かったかのようだ。
今日から新学期が始まる。
うっ……。
太陽がまぶしい……。
溶けてしまいそう。
結局、昨夜はほとんど眠れなかった。
寝不足のせいで朝から頭がぼんやりしている。
思考回路が動き出さないまま、よろよろと学校へ向かった。
ロッカールームでシィ君とサトシ君に会った。
まさか朝一番に会うなんて予想外だ。
とたんに思考が作動しだして、昨日の出来事を思い出した。
耳まで赤くなる。
「おーっす」
シィ君はそれだけ言うと、目の前を素通りして、サトシ君と二人で去って行ってしまった。
へ?
あれ?
それだけ?
何か特別な言葉をかけてくれることを期待していたのに。
なんだか肩すかしをくらったような気分。
シィ君はいつもと変わらない様子だった。
昨日のことなんてまるで何も無かったかのようだ。