*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
声が震えた。
顔が見れない……。
シィ君は何も答えない。
わたしもそれ以上、何も言えない。
――ブブ――!
通りを走る車のクラクションが響いた。
行き交う人のざわめきが反響する。
随分時間が経ったような錯覚に陥った。
シィ君はようやく口を開いた。
たった一言だけ。
「ごめん……」
顔が見れない……。
シィ君は何も答えない。
わたしもそれ以上、何も言えない。
――ブブ――!
通りを走る車のクラクションが響いた。
行き交う人のざわめきが反響する。
随分時間が経ったような錯覚に陥った。
シィ君はようやく口を開いた。
たった一言だけ。
「ごめん……」