*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
・白雪
「今日、ナオんち、寄っていい?」
ユウがオレに腕を絡ませて上目遣いで問いかける。
「うん」って、オレは頷いた。
どうしても欲しかった、たった一つの物。
今は、すぐそばでオレだけに微笑んでくれてる。
ずっと勇気が持てなかった。
失敗するのが怖かった。
どうせ上手くいくはずないって、最初から諦めていた。
だからどうしてもその一歩が踏み出せなかったんだ。
けど……
キミはそんなオレの背中を押してくれた。
あの日……。
『シィ君にしかできへん! シィ君はユカリちゃんのスーパーマンやねん!』
息を切らせながらそう言って、それから小さな手で背中を押してくれた。
ユウがオレに腕を絡ませて上目遣いで問いかける。
「うん」って、オレは頷いた。
どうしても欲しかった、たった一つの物。
今は、すぐそばでオレだけに微笑んでくれてる。
ずっと勇気が持てなかった。
失敗するのが怖かった。
どうせ上手くいくはずないって、最初から諦めていた。
だからどうしてもその一歩が踏み出せなかったんだ。
けど……
キミはそんなオレの背中を押してくれた。
あの日……。
『シィ君にしかできへん! シィ君はユカリちゃんのスーパーマンやねん!』
息を切らせながらそう言って、それから小さな手で背中を押してくれた。