*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
結局わたし達はその日を4人で過ごした。
最初はどうなることか心配していたけど、意外に平気だった。
わたしも彼を意識することもなく楽しく過ごせた。
やがて帰る時間が近づき、わたし達は最後に観覧車に乗ろうということになった。
最初にアカネちゃんとタケル君がゴンドラに乗り込む。
続いて乗り込もうとしたわたしの腕をシィ君がぐいっと引っ張った。
そして、驚くわたしをよそに、二人を乗せたまま扉が閉められた。
「最後ぐらい二人きりにさせてあげよーや」
その提案に納得した。
そうだよね。
わたしったら、全然気が利かなかったな……。
なんて思って反省していたら、次のゴンドラがやってきた。
その瞬間気づいた。
てゆか……これって。
アカネちゃん達を二人きりにしたってことは
必然的にわたし達も二人きりになるわけで……。
無理無理無理!
絶対気まずいって!
シィ君!
アナタはいったい何を考えているの――?
最初はどうなることか心配していたけど、意外に平気だった。
わたしも彼を意識することもなく楽しく過ごせた。
やがて帰る時間が近づき、わたし達は最後に観覧車に乗ろうということになった。
最初にアカネちゃんとタケル君がゴンドラに乗り込む。
続いて乗り込もうとしたわたしの腕をシィ君がぐいっと引っ張った。
そして、驚くわたしをよそに、二人を乗せたまま扉が閉められた。
「最後ぐらい二人きりにさせてあげよーや」
その提案に納得した。
そうだよね。
わたしったら、全然気が利かなかったな……。
なんて思って反省していたら、次のゴンドラがやってきた。
その瞬間気づいた。
てゆか……これって。
アカネちゃん達を二人きりにしたってことは
必然的にわたし達も二人きりになるわけで……。
無理無理無理!
絶対気まずいって!
シィ君!
アナタはいったい何を考えているの――?