*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
・サトシ警報発令
3年生の夏休みはほんの少し短い。
いつもより1週間早く補講という形の授業がスタートするからだ。
それは補講3日目のことだった。
「ちぃちゃん!」
授業を終えて廊下に出たところで、ケンちゃんに呼び止められた。
シィ君とヤマジ君も一緒にいて、三人は何か深刻そうな顔をしている。
「ちぃちゃん……サトシから連絡、入ってる?」
ケンちゃんが眉間にシワを寄せてそう言った。
「ううん。なんで?」
三人は顔を見合わせる。
いったいどうしたんだろう。
「アイツ……ここんとこ連絡とれへんねん」
「え?」
わたしは驚いて、そう言うシィ君の方に顔を向けた。
「この3日間……補講にも出て来てないみたいやし。ひょっとして、ちぃちゃんには、何か連絡してんのちゃうかなって思ってんけど」
首を横に振った。
「そっか……」
シィ君がそう言った瞬間、ポケットの中で携帯が震えた。
メールの着信だった。
携帯を開いて内容を確認した。
え……。
これって……。
いつもより1週間早く補講という形の授業がスタートするからだ。
それは補講3日目のことだった。
「ちぃちゃん!」
授業を終えて廊下に出たところで、ケンちゃんに呼び止められた。
シィ君とヤマジ君も一緒にいて、三人は何か深刻そうな顔をしている。
「ちぃちゃん……サトシから連絡、入ってる?」
ケンちゃんが眉間にシワを寄せてそう言った。
「ううん。なんで?」
三人は顔を見合わせる。
いったいどうしたんだろう。
「アイツ……ここんとこ連絡とれへんねん」
「え?」
わたしは驚いて、そう言うシィ君の方に顔を向けた。
「この3日間……補講にも出て来てないみたいやし。ひょっとして、ちぃちゃんには、何か連絡してんのちゃうかなって思ってんけど」
首を横に振った。
「そっか……」
シィ君がそう言った瞬間、ポケットの中で携帯が震えた。
メールの着信だった。
携帯を開いて内容を確認した。
え……。
これって……。