*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
カサッ……
サトシ君の服の音がしたと思ったら、わたしの目の前にスッと腕が伸びてきた。
思わず体がビクンと反応する。
「消しゴム……かして?」
「え? あ……うん」
なんだ。
消しゴムが取りたかっただけか。
消しゴムを手にして、サトシ君に手渡そうとした。
その時一瞬、彼の手に触れてしまい、慌てて手を引っ込めてしまった。
その拍子に消しゴムはテーブルを転がり床に落ちた。
サトシ君は何も言わず座ったまま腰を曲げて床に手を伸ばす。
今度は彼の手がわたしの足元に近づく。
それに反応して、脚がビクンと動いた。
もうー……。
何意識してんの?
エミコの言葉に動揺しすぎだよ。
サトシ君は、消しゴムを拾うと、ゆっくりと体を起こした。
そして…
「なぁ……。そんなに警戒せんといて?」
サトシ君の服の音がしたと思ったら、わたしの目の前にスッと腕が伸びてきた。
思わず体がビクンと反応する。
「消しゴム……かして?」
「え? あ……うん」
なんだ。
消しゴムが取りたかっただけか。
消しゴムを手にして、サトシ君に手渡そうとした。
その時一瞬、彼の手に触れてしまい、慌てて手を引っ込めてしまった。
その拍子に消しゴムはテーブルを転がり床に落ちた。
サトシ君は何も言わず座ったまま腰を曲げて床に手を伸ばす。
今度は彼の手がわたしの足元に近づく。
それに反応して、脚がビクンと動いた。
もうー……。
何意識してんの?
エミコの言葉に動揺しすぎだよ。
サトシ君は、消しゴムを拾うと、ゆっくりと体を起こした。
そして…
「なぁ……。そんなに警戒せんといて?」