*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
部屋に入って、プレゼントの包みを開けてみた。
それは小さなドーム型のオルゴールだった。
ドームの中には天使がいて、賛美歌でも歌っているように口を開いている。
逆さにして、底のネジを回し、そっと机に置いて眺めた。
ドームの中に雪が降り始め、静かなメロディが流れた。
それは “ハッピークリスマス”という曲だった。
たしかジョンレノンという人が平和を祈って作った歌だって聞いたことがある。
クリスマスはやっぱり特別な日だ。
大切な人を想う日。
誰かの幸せを願う日。
いつもより優しい気持ちになれる日。
あの人も、あの子も、彼も彼女も……
誰もが幸せに満ちて、笑顔でいられたらいいのに……。
そんな世界があればいいのに……。
どうかサトシ君の心も
いつか優しい誰かに包まれて、そして解きほぐしてもらえますように。
そんなことを願いながら、雪降る小さな世界を眺めた。
それは小さなドーム型のオルゴールだった。
ドームの中には天使がいて、賛美歌でも歌っているように口を開いている。
逆さにして、底のネジを回し、そっと机に置いて眺めた。
ドームの中に雪が降り始め、静かなメロディが流れた。
それは “ハッピークリスマス”という曲だった。
たしかジョンレノンという人が平和を祈って作った歌だって聞いたことがある。
クリスマスはやっぱり特別な日だ。
大切な人を想う日。
誰かの幸せを願う日。
いつもより優しい気持ちになれる日。
あの人も、あの子も、彼も彼女も……
誰もが幸せに満ちて、笑顔でいられたらいいのに……。
そんな世界があればいいのに……。
どうかサトシ君の心も
いつか優しい誰かに包まれて、そして解きほぐしてもらえますように。
そんなことを願いながら、雪降る小さな世界を眺めた。