*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
・好きになる理由
大晦日。
深夜0時を過ぎてしばらくたった頃、携帯が震えた。
ユウからの新年の挨拶メールだった。
返事を打とうと手にしたら、今度は電話の着信を知らせる。
ケンジからだ。
「もしもし」
《あけおめっ。初詣行かへん?》
「は? いつ?」
《今から。窓の外見てみ》
まさかと思って部屋の窓を開ける。
「おーすっ」
ケンジが2階にいるオレを見上げてニカッて感じで笑いながら手を振っていた。
その横にはヤマジと、それからそっぽを向いて立っているサトシがいた。
深夜0時を過ぎてしばらくたった頃、携帯が震えた。
ユウからの新年の挨拶メールだった。
返事を打とうと手にしたら、今度は電話の着信を知らせる。
ケンジからだ。
「もしもし」
《あけおめっ。初詣行かへん?》
「は? いつ?」
《今から。窓の外見てみ》
まさかと思って部屋の窓を開ける。
「おーすっ」
ケンジが2階にいるオレを見上げてニカッて感じで笑いながら手を振っていた。
その横にはヤマジと、それからそっぽを向いて立っているサトシがいた。