*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
胸の中から顔をあげると、いたずらっぽい表情で言う。


「続き……やっていい?」


続きって……。

さっきの……?

とたんに顔が赤くなる……。


返事も待たずに、腰に回していた手をお尻の下あたりにずらす。

わたしの体はふわっと宙に浮いた。


彼はわたしを軽々と持ち上げ、そのままベッドへ連れて行った。


そして、さっきとは違って優しく体を倒すと、ほんの少し体重をわたしに預けた。


別に本気で怒っているわけじゃないけど……。

なんとなく文句を言いたくなって口を開きかけた。

けど、彼は“ニマ”って感じで微笑んでから、そのわたしの口を塞いだ。

そしてとろけるような長いキスをした。
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