*スケッチブック* ~初めて知った恋の色~
「ううん。べっつにー。嫌やったらチャーハンなんか食べなきゃいいのに」


「だって、今日はチャーハンが食べたい気分やってんもん」



“やってんもん”て。

ちょっとスネちゃったりして。

子供か!

……なんて。

おお!

わたしってば、シィ君につっこみ入れてるよ。
(心の中でだけども)





仲良くなっていくうちにだんだんわかってきたこと。

シィ君は一見、落ち着いててすごく大人っぽく見える。

でも実は結構天然っぽいところもあるし、今みたいに子供みたいな悪戯をしてきたりもする。

シィ君がそんな一面を見せるのは、親しい友達の前でだけな気がする。

だとしたら、わたしの事も友達として認めてくれてるってわけで……。


ああ。

なんかこういうのいいなぁ……。

シィ君のこと、こんな風に少しずつでもいいから知っていきたいな。
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