俺様副社長に捕まりました。
そして迎えた今日。
成功すればいいけど失敗したら・・・もしかすると里沙さんの担当を
外されるかもしれない。
でもやってみなくちゃわからないし、そうなったらその時に考えるしかないわけで・・・
そんなことを考えていると
「わ~いわ~いお外でご飯!ねーねー何食べるの?ももちゃん」
人一倍外食を楽しみにしている子が約1名
いつもよりちょっとおしゃれしてはしゃいでいた。
「そうだね~~輝くん何食べたい?」
「オムライス!旗が付いてるやつ。あっつ!お子様ランチでもいいな~~」
「そっか~そっか~~」
本当に嬉しそうで・・・事がスムーズに運んでおじいちゃん達と
食事ができることを心から願った。

みんなの支度が整ったころ拓海さんが仕事から帰ってきた。
「桃花さん今日は本当にすみません。お言葉に甘えさせてもらいますね」
「いえいえ・・・今日は好きなものを食べてくださいね」
笑顔で答えるものの私と拓海さんは完全にお芝居だ。
拓海さんはスーツのまま亜美ちゃんと真美ちゃんを順番にチャイルドシートにのせた。
続いて輝くんと里沙さん乗り込むと私は助手席にと言われ座った。
そしてナビには水沢さんから事前に聞いている住所の書いたメモを拓海さんに
渡した。

そして車はゆっくりと目的地へ向けて出発した。
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