俺様副社長に捕まりました。
「会長のお気持ちはよくわかりますよ」
「安藤・・・・お前ならそういうと思った」
会長に笑顔が戻ったと思ったが・・・・
「私もちょっと前までは会長と同じ気持ちでした」
そして安藤専務は娘である里沙さんとの事を話し始めた。
「すぐに根を上げて帰ってくると思ってたんです。
親の言うことさえ聞けば幸せになれるってことを証明したかった
だけだったのかもしれません。実際娘は、親の私よりもしっかりして
双子が生まれても親を頼らず頑張ってきたんです。
ちゃんと自分たちで幸せを掴んでいたんです。それを教えてくれたのは
ほかでもない・・・・・副社長と・・・彼女小野寺さんだったんです。
私たち家族はこのお二方のお陰でやっと家族がひとつになれたんです。
お二人はとても素晴らしい家庭を作るはずです。もちろん桐山の言うとおり
この会社のことをよく知っている彼女なら申し分ないはずです。
どうか・・・・二人を許してあげてください!」

・・・・私自分のことなのにこんなににたよってばかりで
自分から会長に結婚の許しもらってない

私は安藤専務の横に立つと勢いよく頭を下げた。
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