俺様副社長に捕まりました。
「会長・・・・小野寺桃花と申します。1年ほど前まで山岡物産に勤めておりましたが
訳あって退職いたしました。そして・・・・竹原家政婦紹介所に再就職をし、家政婦として
働くことになったのですがその担当が・・・・尊さんでした。
お客さまである尊さんを好きになってしまいましたが、一度は諦めました。
ですが・・・どうしても私の中には尊さんがいて・・・・諦めることができませでした。
会長は私と尊さんが身分不相応だから・・・私が家政婦だから・・・反対しているんですよね」

「・・・・・・・・・」
「でも申し訳ありませんが『はいわかりました』とは言えません。
私は・・・尊さんが好きです。そして家政婦という仕事に誇りを持っています。
すぐに認めて欲しいとは申しません。ですが何も知らないうちから
反対しないで欲しいのです。どうかお願いします」

山岡物産の会長にこんな口を叩くなんて普通じゃ考えられないけど
水沢さんが彼氏ってだけで既に普通じゃ考えられないことだから
もう当たって砕けろだった。

これでもダメというのならば・・・・・
ダメというのならば・・・・・
あ~~でも
この先の覚悟ができてない私は頭を上げれずにいた。
その時だった
「会長~意地悪はその辺で終わりにしてちょうだい」
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