俺様副社長に捕まりました。
「桃!?」
「私の目には尊さんしか映ってないって・・・わかってないみたいね」
「え?」
私は尊さんのシャツの襟と両手で掴むとぐっと顔を近づけた。
「だから・・・・わからせてあげる」
そういって私からキスをしてやった。
いつものような軽いキスなんかじゃない。
尊さんが私にするような互の唇が絡み合うような濃厚なキスを・・・
そして唇が離れるとしてやったり顔で言ってやった。

「どうだ!まいったか!」

だけど・・・・
彼のほうが一枚上手だった。
「この程度で俺がまいったっていうと思う?どうせ言わせるならー」そう言うと
私の耳に息を吹きかけ首筋からなぞるようにキスが落ちてきた。
「あっ・・」
すぐ隣の部屋で仁くんが寝ているというのに・・・
尊さんにしか聞かせない甘い声が漏れる。
「ねっ。やるならもっと・・・・こやって迫ってくれないと・・」
形勢逆転だ。
そして・・・尊さんの唇が身体から離れたかと思うと私を抱き上げた。
「ちょ・・ちょっと!尊さん?」
驚く私に尊さんは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「いまから俺が桃にまいったって言わせてあげるから覚悟しろよ」


う~~~悔しい。
だって私はいつだってあなたに夢中なんだから・・・・


end
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