俺様副社長に捕まりました。
ドキドキだらけの出張 後編
「お部屋ってどんな感じなのかな~~」
なんとなくこの場にいるのが恥ずかしくなってわざとらしく立ち上がった。
水沢さんは何も答えず黙って足を組みながら石庭を眺めていた。
・・・・今度は無視かい。
全くよくわからない人だ・・・
私は気を取り直して部屋の中を探索した。
和室がいまいた部屋とは別に2部屋ある。一つは普通の和室
もう一つは・・・ツインのベッドのある部屋
・・・・・同じ部屋なんてこと絶対ないないない。
一瞬だけ同じ部屋で寝ている自分を想像して慌てて部屋の戸を閉めた。
そしてお風呂
「うっそ~~」
露天風呂だった。周りは竹林があり覗かれる心配はない。
ライトアップしたら幻想的で・・・恋人とこんな素敵なところに泊まれたら
最高だろうな~~とまた一人妄想に浸ってた。
そして・・妄想の中の相手は・・・・もうひとりの水沢さんだった。
だけど・・・あのいつもの格好だとここに来たとしても門前払いかも・・・
もっとビシッと決めたらかっこいいのに・・・
もうひとりの水沢さんのことを思い出すと自然と笑みがこぼれた。
「何をニヤニヤしてる?」
後ろから突然声をかけられビクッとした。
「な・・なんですか?急に・・それにニヤニヤなんて・・・」
「してた。露天風呂見てニヤニヤとか・・」
口角を上げほくそ笑む顔が私を現実に引き戻した。
「ところで何か用ですか?」
「夕食は6時半にしてもらった。風呂に入りたかったらお先にどうぞ」
水沢さんは言いたいことだけ言うと石庭のある部屋へ戻っていった。
そんな彼の後ろ姿を見ながら
どれだけかっこよくても彼と会話を楽しむ事はきっとないのだろうと
寂しさを感じた。
なんとなくこの場にいるのが恥ずかしくなってわざとらしく立ち上がった。
水沢さんは何も答えず黙って足を組みながら石庭を眺めていた。
・・・・今度は無視かい。
全くよくわからない人だ・・・
私は気を取り直して部屋の中を探索した。
和室がいまいた部屋とは別に2部屋ある。一つは普通の和室
もう一つは・・・ツインのベッドのある部屋
・・・・・同じ部屋なんてこと絶対ないないない。
一瞬だけ同じ部屋で寝ている自分を想像して慌てて部屋の戸を閉めた。
そしてお風呂
「うっそ~~」
露天風呂だった。周りは竹林があり覗かれる心配はない。
ライトアップしたら幻想的で・・・恋人とこんな素敵なところに泊まれたら
最高だろうな~~とまた一人妄想に浸ってた。
そして・・妄想の中の相手は・・・・もうひとりの水沢さんだった。
だけど・・・あのいつもの格好だとここに来たとしても門前払いかも・・・
もっとビシッと決めたらかっこいいのに・・・
もうひとりの水沢さんのことを思い出すと自然と笑みがこぼれた。
「何をニヤニヤしてる?」
後ろから突然声をかけられビクッとした。
「な・・なんですか?急に・・それにニヤニヤなんて・・・」
「してた。露天風呂見てニヤニヤとか・・」
口角を上げほくそ笑む顔が私を現実に引き戻した。
「ところで何か用ですか?」
「夕食は6時半にしてもらった。風呂に入りたかったらお先にどうぞ」
水沢さんは言いたいことだけ言うと石庭のある部屋へ戻っていった。
そんな彼の後ろ姿を見ながら
どれだけかっこよくても彼と会話を楽しむ事はきっとないのだろうと
寂しさを感じた。