俺様副社長に捕まりました。

そんな日が数ヶ月続いたが
だんだん欲が出てきた。
最初はそれで十分だと思っていたのに
レンタル屋で会うだけでは満足できなくなって、パーティーや出張・・・
普通じゃ考えられないような要求をしてしまった。
今だから言えるけどパティーも出張も竹原さんの許可なんかとってなかった。
俺の独断だった。
副社長である俺を桃花がよく思っていないこともわかってたけど
一緒にいたかったから・・・・
どちらかの俺を好きになってくれたらそれでいいとさえ思っていた。
お前の気持ちも考えずに・・・・

あの日のキスは自分の気持ちを抑えきれなかった。
だから・・・好きだという代わりに
「謝まらないし、なかったことにもしない。」と言った。

俺は驚く桃花の目をジッと見つめた。

「結果的に騙してしまっていたことは申し訳ないと思う。
　だけど・・・・俺は桃花が好きだ・・・・・」