君と過ごした1ヶ月





…………いやいや、それおじいちゃんが悪くない?



ってか結局看護師さんもお医者さんも信用してないし。



「分かったか、あの男がどれだけ悪人か!」



握り拳をつくり熱説するおじいちゃん。


そろそろ気づいて欲しい、私がおじいちゃんに冷たい目線を送ってることに。



『はいはい、私あの人に謝ってくる。迷惑かけてすみませんって』



そう言い部屋からでた私の背後で



「ぎゃあーー、わしの可愛い孫が喰われてしまうぅ!」



………だからそれが騒がしいんだって。



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