君と過ごした1ヶ月
つっかれたー!
荒い息でたどり着いた夜の病院は昼とは違って不気味な雰囲気を漂わせている。
ここまで来ちゃったけど遥、起きてるよね?
少し不安になりながら遥の病室の方を見ると電気はついているのでまだ起きているのだろう。
さて、と。
病院まで来たはいいけどこれからどうしようか?
面会時間はとっくの昔に過ぎているし…。
実のところ勢いで来てみただけで具体的なことはなにも考えてなかった。
こういう時に自分はバカだなーって実感するよね。
どうする?忍び込むとか?
いやいや絶対バレる自信あるし。
あ、別に話すだけなら中に入らなくてもできるじゃん。病室の窓叩いたら遥も私に気づくよね!
これなら他の人にバレないと思うし。
早速実行に移そうと窓のしたに移動する。