君と過ごした1ヶ月





ま、まさかっ…


いや、でもあり得る!ここ病院だし。



『ゆっ、ゆうれ「バーカ、足下見ろよ」



私の言葉を遮った声の通り足下を見ると、そこには白い紙飛行機。


紙飛行機…?なんでこんな所に。


思わず拾い上げ首を傾げる。



「俺が投げたの」



声がする方に視線を向けると、一階の病室の窓から顔をだしこっちを見ている男の子。


年齢は私とあまり変わらなそうだから、17ぐらいかな?



< 5 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop