君と過ごした1ヶ月
『なんでそんなことするのよ!』
「別に、なんとなく。で、お前なにしにきたの?」
かみつく私を平然と流す。
『おじいちゃんの見舞いよ、熱中症で入院してるの』
「じいちゃん?名前は」
畠野正俊(はたの まさとし)、そう教えるとそいつは一瞬驚いたような顔をし突然プッと吹き出した。
「あのじいさんの孫ねー、納得。」
『な、なに笑ってんのよ』
ずっと笑ってる奴をみてるとまたおじいちゃんなにかやらかしてたりして、と不安になる。