君と僕等を、繋ぐ線。
「・・・・・・・・・・・・・・・・トップページの写真、変わってるね」
「そりゃ、そうだろ。 3年前と同じ写真載せ続けられるワケないだろ。 立派に3歳年とってんだから」
久しぶりに見たHPには、おそらくレコード会社か事務所のパーティーかなにかで撮った集合写真を、オレだけピックアップしてカッコ良く加工したものが貼り付けられていた。
雑誌取材までも断り続け、写真がないオレの為の、スタッフが編み出した苦肉の策。
技術の進歩は目まぐるしいなと、3年前とは違うHPを眺めていると
「トップページなんかどうでもイイんだっつーの。 じゃなくて、コメント欄開いてみろ」
マネージャーが、オレが1番避けたいと思っているページを開かせようとした。
『嫌だ』と駄々をこねられるような歳でもないし、ビビってる姿を見せるのもダサいしで
しぶしぶ言われたページに人差し指を乗せ、クリックした。