君と僕等を、繋ぐ線。










HPのコメント欄が悪口で埋まる。







『ボカロだって。 ロック歌ってるくせに、実はオタクだったんじゃん』 『ショック。 そっち側の人間だったんだ』 『実はフィギュア好きみたいな?? 部屋に制服きた女のコの人形並んでるとか??』









ボカロに偏見を持っている人間が存在する事は、作っている当時にも認識はあった。







だけど、ここまでヒドイと思っていなかった。







聴きもしないで悪く扱き落とすヤツらに、怒りを覚える。







さっきまで褒めてくれていた人々に、腹が立つ。







でも、オレのシゴトは、そんな人たちにも聞いてもらわないと成り立たない。








コメントに反論さえも出来ずに、パソコンを閉じた。
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