金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
男子と入れ替わり、明日に控えた球技大会の予行練習が始まった。
本番を想定して行われるバスケの試合のスターターに選ばれてしまったあたし。
蛍光色のゼッケンつきタンクトップを渡されてそれに袖を通す。
困ったなぁ……。
まさかスターターなんて。
練習試合を終えたばかりの男子生徒は体育館の中で休憩がてら女子の試合を眺めている。
その中には御堂君の姿もあった。
「愛ちゃーーーーん!!頑張って~~~~!!!」
その隣にいた鈴木君が大声を上げたせいで、周りの注目が一斉にあたしに集まる。
そんな鈴木君の頭をバシッと叩く御堂君。
そんな二人を見て笑う椿君。
す、鈴木君ってばなんてことを……ーー。
穴があったら入りたいと思うぐらい恥ずかしくなってあたしは顔を赤らめた。