金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「そんな大声で宣言しないでよ」
「だって好きな人とキスしちゃったって思ったら、いてもたってもいられなくて……!!」
「ふふっ。慌てちゃって。愛音ってば超可愛い!!」
ムギュッとあたしの体を抱きしめるカナコ。
「自分の気持ちに気付いたのはいいけど、安心するのはまだ早い!大変なのはこれから。御堂君対椿君の戦いがこれから幕を開けるわ~!!超楽しみ~!!」
御堂君対椿君?
やっぱりケンカでもしてるのかな?
何故かキャッキャと楽しそうに言うカナコにあたしは首を傾げた。
その理由がわかるのは……
文化祭でのまさかのあのキス事件だった……――。