金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「だな。演劇とかめんどくさくてやりたくねぇーな」
「……っ!!」
予想外にバチッと目が合ってしまった。
心臓が破裂しそうなぐらいドキドキと高鳴って息が止まってしまったみたいに苦しくなる。
「あ、あ、あ、あたし行ってくる!!」
ガタンっという音を立てて転がるように椅子から降りて、クラス委員の代表者のいる場所へ向かう。
やだやだやだ。どうして普通でいられないんだろう。
あたしの態度明らかにおかしいよ……。
御堂君は普通に接してくれてるのに、あたしは目すらまともに合わせることができない。
意識してるのバレバレだし……恥ずかしすぎる……。
胸に手を当てて呼吸と整えていると、学年委員が声を上げた。
「はーい。じゃあ、全クラス集まりましたねー。恨みっこなしでいきますよ、じゃんけーんぽいっ!!」
あたしは意を決してチョキをだした。