金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

それが一番嬉しかった。


それもきっと、御堂君のおかげだ。


御堂君があたしにそっと手を差し伸べてくれたから。


いつだってあたしは御堂君に助けてもらいっぱなし。


いつか恩返しができたらいいなぁ。


「よし。やるか」


しばらく見つめ合った後、御堂君はそっとあたしの手を掴んで立ち上がらせてくれた。


触れ合う手と手。


温かい御堂君の手のひらに、あたしの心臓は高鳴ってばかりだった。



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