金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
譲れないとか頑張ろうとか。
二人は一体何の話をしていたんだろう。
不思議に思っていると、椿君がジッとあたしの手元を見つめた。
「如月さんってこういうの得意なんだね?」
「そんなことないよ。だけど、何かを作ったりするのは好きかな?」
「へぇ。料理とか作ったりするの?」
「うん。たまにお菓子作りはするよ。あとはお母さんの手伝いで夕飯を一緒に作ったりとか」
「お菓子作りか……。ってことは、今年のバレンタインに誰かにチョコ作ったの?」
椿君の言葉に御堂君が顔を上げてあたしに視線を向ける。
その視線にチョッピリドキドキしながら答えた。