金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
何故か真剣なまなざしをむける椿君。
「お前等ベラベラしゃべってんじゃねぇよ。さっさと終わらせるぞ」
すると、御堂君がムッとしたように眉間に皺をよせていった。
確かに椿君との会話に集中しすぎて、衣装の修復がおろそかになっていた。
「ご、ごめんね……。ちゃんとやります」
「針に糸を通すことすらろくにできない奴に言われたくないなぁ」
「悠真、お前は黙ってろ」
何故か椿君に怒っているように見える御堂君。
椿君はそんな御堂君に動じる様子は全くない。
この日を境に、あたしたち3人が一緒にいるときは何とも言えない空気が漂うようになった。