金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

音のしたほうにみんなの視線が集まる。


顔を上げてそちらを見ると、金髪君の机が派手に倒れている。


「おい、朝陽(あさひ)!!どうしたんだよ~!」


「足が滑った」


「ハァ~?どんだけ滑ってんだよ~!!愛ちゃん、さっきはごめんね。またあとで」


ぱちんと両手を合わせて謝ると、鈴木君はケラケラと笑いながら金髪君と茶髪君の元へ戻って行った。


金髪君の机を持ち上げ、床に散らばったものを拾い集める鈴木君。


その頭を金髪君が叩いた。


「いってぇーー!!朝陽、何で叩くんだよ!!」


叩かれた鈴木君が頭をさすりながら金髪君に抗議している。


それを見て、茶髪君が笑っている。


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