金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「よかったね、注目がそれて。金髪の彼のおかげだね」
「うん……」
カナコの言う通りだ。
金髪君が机を倒した音でみんなの注目があたしから反れた。
もうあたしを見ている人は誰もいない。
ホッと胸を撫で下ろしていると、
「何か……楽しくなりそう」
3人を見つめながらカナコがクスッと笑った。
えっ?
どういう意味……?
あたしはこの時、そんなカナコの言葉をまだ理解できずにいた。