金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
翌日。
HRで、クラス委員を選出することになった。
クラス委員の仕事は雑用係の様なもの。
予想通り立候補する人は誰もおらず、くじ引きが濃厚な雰囲気になった時、クラス一派手な羽山千恵(はねやまちえ)ちゃんがスッと手を挙げてこう言った。
「先生、推薦じゃだめですか?」
「推薦?そうね、立候補もでないし……。羽山さんは誰か推薦したい人でもいるの?」
「はい。あたし、如月さんがいいと思います」
うんうん。如月さんか……。
って、如月?
如月ってあたしのこと!?
思わずパッと顔を持ち上げると、クラス中の視線があたしに集まった。