金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「ちょっと、みんな、ちゃんと決めようよ!」
カナコが苛立った声を上げてもクラスメイト達はそんなのおかまいなしな様子でおしゃべりを続ける。
ありがとう、カナコ。
だけど、カナコに頼っているばかりじゃダメ。
クラス委員のあたしが何とかしないと……――。
「あ、あのっ、じゃあ、男子の委員は立候補もいないみたいなので公平にくじ引きで決めてもいいですか?」
『くじ引き』という単語を口にした途端、急にクラスが静まり返る。