金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「……――如月さん!!」


その時、突然腕を掴まれた。


振り返ると、そこには椿君の姿があった。


「そっち方面、土手じゃないよ。どうしたの?迷子になってた?」


「つ、椿君!!今日って御堂君、ガソリンスタンドでバイトしてるんだよね?」


「……え?」


「今ね、御堂君に似た人を見つけたの。それで、必死で追いかけてるんだけどなかなか追いつけなくて。御堂君、バイトが終わってからお祭りにきたのかなぁ?」


「朝陽が……いたの?」


「うん!!絶対御堂君!!あたし、御堂君のこと探してくるから、椿君はカナコ達のところに戻って……――」


そう言いかけた時、ギュッと抱きしめられた。
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