金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「えーーー、くじ引き~?くじ引きは嫌だなぁ~!!」


真っ先に声を上げたのは鈴木君だった。


「じゃあ、何かいい案はありますか……?」


「いい案……うーん……何かないかなぁ~」


「はーい!あたしにいい案があるよ」


鈴木君が腕を組んで考え込んでいる時、またしても千恵ちゃんが声を上げた。


「クラス委員なら、如月さん一人がやればいいんじゃない?男子は名前貸すだけってことにして適当に選んじゃってさ。そうすれば誰も文句ないじゃん?」


「えっ……あの……名前を貸すってどういうこと……?」


手のひらにじっとりと汗をかく。

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