金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「ハァ……。マジで危なっかしくて目離せねぇよ」


「ご、ごめんね……」


「謝んなって。そこまでして会いに来てくれたのはすげぇ嬉しいから」


御堂君はそう言って鋭い目をわずかに細めると、スマホを取りだして耳に当てた。


「あー琥太郎?あのさ、今愛音といるから。石田と悠真にも伝えといて」


鈴木君に電話をかけている様子の御堂君。


「ハァ?お前、なに興奮してんだよ。はっ?石田が何だって?よく聞こえねぇよ。は?誰が誰を好きだって?」


鈴木君はカナコに告白されたことを興奮気味に伝えているみたい。


御堂君はめんどくさそうに聞いている。
< 264 / 405 >

この作品をシェア

pagetop