金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「つーか、俺だって愛音のこと全部知ってるわけじゃねぇし。付き合いながらお互いのこと知っていけばいいだろ」


御堂君……――じゃなくて、朝陽……はハッキリとした口調で言った。


そっか……――。そうだよね。


朝陽がバイトをしていたと椿君に聞かされて、あたしは朝陽のことを何も知らないと少し落ち込んでいた。


告白しようとしていた自分が急に恥ずかしく思えてきたりもした。


だけど、違うんだ。


相手を全部知ってから告白しなくたっていい。


もしも付き合えることになったら、


その時に相手のことを知っていくことだってできるんだから……。
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