金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「朝陽君がクラス委員やるなら、あたしもやりたい。一緒にクラス委員できるなんて二人きりになれる特権だもんね?」
「だよね~。やっぱりあたしもやりたい!!」
何人もがクラス委員をやりたいと手を上げる。
「別にあたしもやってあげてもいいけど~?」
その中にはあたしをクラス委員に推薦した千恵ちゃんもいた。
「えっ、じゃあ……女子のクラス委員はやりたい人でくじ引きに……――」
「もう決まったことだろ。今更ウダウダ言ってんじゃねぇよ」
けれど、周りの意見をシャットアウトするようにピシャリと言い放った金髪君。
教室の空気が凍りつく。
な、何か……すごい怒ってる……?
結局、金髪君の一声でクラス委員に立候補したいと言っていた女の子たちは渋々諦めたようだった。