金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
とにかく何か言わないと!!
「……えっと……あっ……はい」
勇気を振り絞ってとりあえずうなづいてみる。
すると、赤髪君は「えぇ!?」と驚いたように声を上げる。
「熱あるのに学校来たの!?おいおい、大丈夫かよ~?」
あっ……そっちだったんだ……。
『遅刻?』っていう質問に対して『はい』と答えたつもりだったんだけどな。
「あっ、ちがくて……――ちょっとここに来る途中で迷子に……――」
うまく会話が成り立たないことに焦って更に顔が熱くなる。