金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「次はヤッてるシーン少ない奴にするか。愛音が挙動不審になるからな」
「あ、あたし……そんなに挙動不審だった?」
「かなり。つーか、慌ててる愛音を見てんのが楽しくて俺も映画どころじゃなかったし」
画面に釘付けになりあたしのことなんて全く見ていないと思っていたのに、朝陽はあたしの様子をこっそり観察していたみたい。
急に恥ずかしくなって慌てて顔を背ける。
っていうか、いつまであたしは朝陽の膝の上に座っているんだろう。
「朝陽、ごめんね。重たいよね……?今どくからね」
そう言って立ち上がろうとすると、手首をギュッと掴まれて引っ張られた。