金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!
「今度俺のこと金髪君って呼んだら、クラス委員降りるからな」
眉間に皺を寄せて切れ長の目を細める御堂君。
お、お、お、怒らせちゃった……?
恐怖でガチガチになる体。
眉が自然とハの字になり顔が歪む。
「あっ、あの……」
そうだよね。ちゃんとした名前があるのに、勝手に金髪君とか自分の中だけとはいえアダ名をつけていたんだもん。
気分を悪くするのも無理はない。
ちゃんと謝ろう。
「ご、ごめ……」
すると、急に御堂君の険しい表情がスーッと変わった。
「冗談だから、マジになんなよ。バーカ」
フッとわずかな笑みを浮かべた彼の表情にトクンっと胸が鳴る。