金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「ごめん、愛音。今琥太郎とその友達がうちの学校の近くにいるんだって。それで、琥太郎があたしを友達に紹介したいから少しだけ出てきてって言うんだよね……」


「そうなんだ？行ってきていいよー」


「でも……」


「いいのいいの。あたし、カナコが帰ってくるまでにこの問題完璧にマスターしておくから。ゆっくり話してくるといいよ」


「ありがとう。あたし、髪型とか化粧変じゃない？」


「大丈夫。バッチリだよ！」


彼氏の友達によく見られたいというカナコの心境が痛いくらいに分かる。


朝陽と付き合ってから何人かの朝陽の友達に会ったことがあるけど、少しでも朝陽にお似合いだって思ってもらいたかった。


こんな風に思えるようになったのも、朝陽と付き合ってからだ。